管理人さん、 "手を打つ"は悪い冗談でした。お許しください。 タイトルがためらいなく連想させる「ロシアより愛をこめて」、私は今正確に引用 できないのですが、ロシア側の女スパイとボンドを佐竹と早苗に置き換えてみたら どうだろうと考えませんか。脚本集「故郷は地球」は反体制と許されざる愛とを氏の 気質としてよく伝えていますね。 シリーズ初登板・実相寺監督とのコンビで、佐々木氏がこんな焦点の定まらない 脚本を始めから意図しただろうかとは今でも私の率直な疑問です。テーマが失われ たから断片的なモチーフが散らばって残っているとする方が考えやすいのです。 八朔さん、シャア専用組長S型さん、 私はかって二三葉の図版と断片的な情報から、自分だけの12話を頭の中で作り 上げようとしていました(今でもその傾向があります)。それはそれで幸せな時を過 ごしていたと思います。お二人も自分バージョンの「遊星より」を監督してみません か。スペル星人出現シーンの劇伴なんかお二人の想像の中ではどうなのでしょう。 人間魚雷回天さん、 改ざんに対するあなたの感覚は間違っていないと思います。それは過ぎ去った話 題ではなく私たちの胸底に居心地わるく居座っています。私はヤマダ・マサミ氏の する仕事の魅力にいささかの疑念も抱くものではないのですが、それでも氏の発言 にあるごとき"社会的な倫理観"が改ざんを説明しうると氏が思っているとしたら、 もう一度立ち止まって考えてはいただけないだろうかと切望するのです。 >造形が悪い うぬぬ
都築代表代行が述べられているように「確かに12話は少しピンぼけしている感が ありますね。」という表現には全く同意です。 例えばちょうど星人の着ぐるみのようにモッサリとして造型が悪い、という感じですか? 前回の書き込みに反響が無かったのでアレですが、まだ「果実が熟す日」の方が「利用 された愛」をメインに言いたいことだけはハッキリしていたように感じます。 でも、原案(?)や大伴氏の怪獣図鑑の説明の如く地球防衛軍の実験で・・・という内容 だったら、とても「中身を見て判断してください」とは言えないような気もします。余計に 火に油を注いだりなんかしてしまいそう。 それから、もう話題としては遅い話ですがかなり強い口調で書いてしまった以上フォロー しなければなりません。私もヤマダ氏の見解を少々遅れて拝見する機会がありましたが、 色々と出版社との軋轢を伺わせます。私自身も、編者に全責任を持っていったように取られ がちな表現になっていたかもしれず、少々反省させられました。 そうなると出版社がもう少し見識を持っていれば、ということになるのでしょうか。 もし問題が起きた時出版社の腰が据わっていなければヤマダ氏に責任を被せて済ませてしまう のではないでしょうか。
>イシュメールさん 確かに12話は少しピンぼけしている感がありますね。 「核への警鐘」なら、009の未来からの侵略の方がインパクトが ありますし、早苗の「利用された愛」も「地球第一主義」にしても ちょっと突っ込みが足りないかもしれません。一つに絞ったらより 強烈な印象があったかも………。 逆に幾つかのテーマを同等に扱った結果が、「本来のストーリー」を 夢想させるのでしょうか…………。 >>手を打っていただけますか。 これは、私にですかねぇ?当然ながら私にゃ、何の権限も無いので 各々に委ねたいと思います。 #でも、読んで見たいですよね。「本来のストーリー」 >八朔さん 正直、引かれたらどうしよ〜と思ってたんですが、取り敢えずは 良かったみたいで。 「かわいい坊やだこと」byハモン #あまりいいのが思い浮かばなかった……(^^; >>>でも、12話売買とかダビング・ 「>ALL」って、やるべきでしたね〜。皆様判ってらっしゃいます が、お約束なので書いただけなんです〜。 >シャア専用組長S型さん はじめまして、管理人の都築です。 >>某所より(?)とんできました。 本館(−712−)でしょうか…?それとも、シュペル星人さんの 所かなぁ? >>ゲストも桜井浩子さんが ここ等辺も12話の評価を高めている一因ですか。 >>実相寺 佐々木作品は大好き 私も以下同文です。特に「怪奇」の「京都買います」は最高ですね。 >>12話だけだめなんですよねー。とても残念です。 私もそうですし、ここに来ている方や12話を話題にする事に 良い顔しない方々もそう思ってますよ。 #セブンのDVDを見て 円谷プロ「80%?冗談じゃありません!現状でウルトラセブンの 魅力は100%出せます」 シャア 「12話は収録されてないようだな」 円谷プロ「あんなのただの一エピソードです。一部の連中には、 それが判らんのです」 つー事で、パーフェクトセブンをサッキー竹田に作ってもらうしか。 φ(。_*)☆\(-_-)バキっ!……もっと、判るようなネタ書こうな。 いやぁ、ガンダムネタだったので、つい………(^^A では、またの来館をお待ちしています。
僕は実際まだ見てません。LDのバラ売りのVol3で 写真は見ました。ゲストも桜井浩子さんが出ていたのも これでしりました。(みたいつスねー) アングラとか興味だけじゃないっス。セブンのファンで 実相寺 佐々木作品は大好き。なぜかこの二人の作品は 引かれるものがあります。ウルトラQの映画とかも この二人だったかな。前の書き込みの5年前の時 実相寺作品さがして見まくりました。 しかし12話だけだめなんですよねー。とても 残念です。日の目をみることはむずかしいですけど いつかはDVDとかで綺麗な画像でみたいもんです。 (スイマセンまとまりのない文章で、、、。) それではまた。
はじめまして。某所より(?)とんできました。 よろしくおねがいします。 712について色々読ませていただきました。 今年30才になりました。12話について気になりだした のは5年位前になります。バンダイからLDビデオが リリースになり久しぶりに全部見たあとです。 「大人のドラマだなぁ」と感動しつつ12話を 思い出しました。ウルトラブームの洗礼を受けている 世代でして、当時出ていた出版物などに『12話は 欠番とする』としか書かれておらず、気にはしつつも 忘れていました。最近ネットをやるようになり 色々さがしていましたがなかなかみつからず やっとこさたどり着いた次第です。 みなさんの熱いやりとりを見ていて正直うれしかったです。 時間がないのでまたあとでかきます。それでわ。
管理人さま。 コメント頂きありがとうございます。 マ(クベ)の台詞を引用頂き感激しております。「奢らせてもらうよ」(byラル) >>でも、12話売買とかダビング・・・ 大丈夫です。それ無しで「セブン」は十分魅力がありますから・・。 それより「シークレットハイウェイ」走ってみたいぃー! 今後は第2洋室に寄らせてください。みなさんどうぞよろしくお願い致します。
管理人さん それではもう少し私の白昼夢におつき合いください。 ひとつには佐々木氏が語る人というより、書く人のイメージが強いせいでしょう か(みなさんはウルトラマン島唄をすでにお読みになりました?)、氏が金城さん とアイデアを語り合う場面がどうしてもイメージできないのです。 いま一つは決定稿から受けるつぎはぎだらけの印象でしょうか。冒頭キリヤマと ダンのやりとり、最後の早苗の台詞あたりが"準備稿"の残骸だという感触を持って います。覆われてしまったのは、佐竹の愛と戯画化された警備隊の正義だと踏んで いますがいかがでしょう。怨嗟と愛のないまぜになった心に、"吸血"ほどふさわし い行為もまたあるまいと思うのです。"正義"に恋人を奪われる女。これでこそ佐々 木脚本だと納得できもするのです。そうであれば早苗の言葉については、私たちは その本来の響きを遠からず聞くことになります。 仏像以外のものを信じようとした私が間違っていたんです。 それだけのことです……。 最後に大伴氏から参照されるなら、やはり書かれたものだと思うのですが、それ がなぜ決定稿でないかは、全面改訂を先輩に依頼した金城さんの後ろめたさが多少 なりとも与かっていたかも知れません。それ以上に惹かれてもいたでしょうか。 そうですね、準備稿は言いすぎたかもしれません。ただ私が要請するのは、文芸 室にいつまでも残って、"戯画化された正義"という煮え湯を金城さんに呑ませ続け る文書ですから、準備稿でだめなら生原稿あるいは検討用台本と言うことで手を打 っていただけますか。いずれそれは届かなかった手紙の様に、彼の心に棲みつくよ うになりはしないでしょうか。
>ケロリンさん 私の場合、「何で欠番なんだろう?」と探し始めた直後からそんなんで、 自分一人で資料を探して(正確には資料の交換などあったんですけどね) 「12話の事を知るのに苦労するのは如何なものか」と思い、辿りつい た結果がコレでした。 >>「これこれこういう事情で欠番です。ごめんネ」 正しく、その通り。今の状態は最も誠意の無いやり方だと思います。 >イシュメールさん 非常に面白いですね!確かにそういった設定なら、納得できる事が ありますね。(図鑑、38話等) ただ準備稿まで行かず、アイディアで終わってしまったのではない でしょうか。 だから、骨格として残った地球防衛軍のスペリウム爆弾が出たりした のでは?準備稿まで行けば、お二人が言及したり実物が出たりした 可能性があると思うんですけど。如何でしょう? >>本館さんの自制の利いた雰囲気 ΣΣ(@◇@)本館無くして出張所成り立たずとは、正にこの事! 軽いチャラけたHPでも、本館の威光をもってすれば真面目なHP に!cokanbaさんに感謝しないと……(^^; >>がんばりましょうって、管理人さんにお願い 私としては皆様に頑張って書き込んで下さいとお願いしたいです…(^^A >シュペル星人さん >>他の掲示板では あまり見て回っていないせいか、私自身は見た事がないのですが…… 相当嫌がられてるようですね、12話ネタは。誰かこのタブーを…… #Φ(o_*○=(-_-)だから、ここを作ったんだろーが! >>2000突破 少しでも、皆様の疑問解消に役立ちたいです……。 >>特製スペル星人人形を謹呈します 有難う御座います!御礼にウチに飾ってある婦人民主新聞(12話 糾弾記事掲載)ポスターを………☆(X_X)\(-_-)…全く。 >猫山れーめさん >>ギエロン星獣にしろ セブンに深みを増して入るのが、「地球人も侵略者になり得る」と いう点を明確に打ち出して所だと思っています(ウルトラマン・ 怪獣白書でもそうでしたが。しかも、脚本佐々木守、監督実相寺昭雄 ですからね…実現して欲しかったなぁ)。 >>ある程度予備知識を持っている人が ΣΣ(@◇@)管理人も知らなかったこの事実! ……ま、「教えて」「教えて」を繰り返さないように本館と連携 (…しているよね?)して資料を置いているわけですが。 ただ、どういう掲示板になるかは流れに任せただけで。書きこみして くれる方々に恵まれたのでしょうね。 #けれど、感情論や反論ってあまりないですよね…不思議だ。 それとも、取るに足らん所とでも思ってるのかな。 >八朔さん はじめまして。管理人の都築です。 >>ヨコシマな動機 普通はそこから始まるので、全然邪な動機ではありませんよ〜。 >>11、12、13・・と自然な流れで ”もし”ではなく、”きっと”叶います。その日まで「ジーク、 ジオン!」そして、12話を消させようとしない人達がいる限り 「後、10年は戦える」byマ・クベ #引用、違うかなぁ。それにジオン派というより、ティターンズ派……。 セブンと全く関係無い話……まぁ、いいか。 >>ここはとても素晴らしい、大切なホームページ 一部の人達にとってはそうであり、一部の人には眼の敵にされるで あろうこのHP。……大多数の人達にとってはどーなんでしょー? >>この書き込みには皆さんの そんな事は、ありませんよー。討論、議論だけでなく感想でも全然 OKですから。 #でも、12話売買とかダビングの類は速攻削除します、悪しからず。 気が向いたら、また書き込んで下さいね〜(^^)/~~~ >BOさん お久しぶりです。 >>この「既成事実」を打破するのは 結構大変 小さな事からコツコツと。複雑怪奇な現代社会、どうなるか判りま せんよ〜
さっき来たときはまだ1980番代だったのに、 それからわずか数時間でもう2014番でした。 とりあえずカウンター設置後2000番突破おめでとう ございます。都筑代表代行には記念としてソフトビニール製 特製スペル星人人形を謹呈します・・バキッ!!(>_<) ちょっと真似てみました・・・。
12話ですが、少なくとも 一度は シャンシャンと手をうって 一応 騒動を納めた手前、 円谷サイドから問題を蒸し返す様な事はできないでしょうネ 1作でも多く世に出す事は ある意味「商業主義」ととられて反感を買わないとも限りません。 それが プレアムの高い12話ともなれば それをダシに商売に繋げているという誹謗中傷も 無いとは言えません。 だからと言って ファンサイドで・・・って意味ではないので念のため。 封印されて28年・・・この「既成事実」を打破するのは 結構大変なんじゃないかしら・・・
>八朔さん はじめまして。シュペル星人と申します。あなたのお兄さんと 同じ位の歳です。 BGMのことですが、12話で流れている曲はここの過去ログにも載っています。 最近出ているCDに「恋人たちへ」という題で収録されているそうです。 「狙われた街」や「円盤・・」「遊星より愛を・・」などに使われている曲は 冬木 透氏作曲のものでMナンバーが付いています。 12話で使ったのはM52−T2とM53でした。8話で喫茶店のシーンはM50−T4 だそうです(以上講談社ウルトラマン大全集より)。44話でのペロリンガ星人と フクシン君のシーンは未確認です。まだ仕事中なもんで・・・。 12話では野球中継はありませんでした。その代わり、と言っては何ですが、豆腐屋の 笛の音が入っているシーンがありました。「ピ〜、ポ〜」というヤツです。 セブンの実相寺監督作品で使われる曲って、クラシックと間違われているのが 多いですよね。全部冬木氏が作曲しているところが当時のすごいところで、 安直に既存の曲を使わないところが、私は大好きです。 最終回のみショパンを「使ってしまった」という満田監督の述懐をどこかで 読みましたが、あれは後悔しているんでしょうか? 私もあのシーン、ショパンでも良いのですが、できればオリジナルの曲で やってくれても良かったように感じます。
はじめまして、八朔と申します。いつも拝見しております。自分は現在28歳で、いわゆる ウルトラマン世代とは、若干違うかも知れません(ガンダム世代とでも言うのでしょうか)。 ただ、兄が37年生まれなので、幼少の頃多大な影響を受けました。兄の部屋の「ファンタ スティックコレクション」等を読んだり、怪獣の絵を描いたり、兄が録ってくれた「スト− リ−を録音しただけのカセット」を繰り返し聴いたり(お陰でQからセブンまでは、楽器 パート別に口ずさめます。何の役にも立ちませんが)、本当に楽しい想い出です。 そんな(どんな?)自分ですが、10歳から現在まで兄と離れて暮らしている事や、友達 と「全く、完全に」話が合わないのが嫌(当時小学生の自分には)で、その後特に、SF 、特撮等には、極端には傾倒しませんでした。ただセブンだけはちょくちょくビデオを 借りて見ておりました。 12話はまだ見た事がありません。ストーリーや欠番の経緯も恥ずかしながら最近になって 初めて知りました。「どうしたら12話を見れるのだろう」という(皆さんから見れば) ヨコシマな動機が私をこのページに連れてきてくれました。 皆さんの書き込みを読ませて頂き、「見れないのは嫌だけれど、今はまだいいや」と思える ようになりました。「狙われた街」や「夜毎の円盤」「夢」「花」等々好きな時に見れると いう楽しみもあるわけですしね。新作6部作も(文句を挙げればキリ無いが)楽しませても らっています。 もしいつか叶うなら、11、12、13・・と自然な流れで見てみたいです。(たぶん泣く) ここはとても素晴らしい、大切なホームページだと思いました。 この書き込みには皆さんの役に立つ要素が全くありませんので、もしあれでしたら 削除しちゃってください(自分でも場違いだと思いますので)。 大分寒くなってきました。皆さん風邪等には十分注意して下さい。 最後にすみませんが、どなたか教えて頂けないでしょうか。 12話では、「狙われた・・」や「円盤が・・」等で聴ける、ピアノとフルートとストリン グスのあのとってもいい曲は流れるのでしょうか?(新作では録リ直しているようですが ジーンと来ないのは何故なんでしょう) ・・・野球中継は?
>猫山れーめさん 確かに感情的な人達に占拠されたり、「売ります・買います」星人が 大挙して現れたらイヤになってしまいますね。よくわかります。 ここにそういう輩が来ないことを祈ります、くわばら、くわばら。
シュペル星人さん、 ありがとうございます。私の空想につきあってくれる人がいるのは心づよい限りで す。根拠がしっかりしているわけでもないのに、ついつい掲げてしまいました。私 は、シュペル星人さんみたいな辛い目にあったことがないですが、それでもここは なぜかほっとします。おそらく本館さんの自制の利いた雰囲気も影響していると思 いますけどね。 >ここを大事に 同感ですね。やはり粘り強くやるしかないんじゃないでしょうか。朝日新聞の文化 欄に取り上げられるまで、がんばりましょう。がんばりましょうって、管理人さん お願いしなければいけないですね。 猫山れーめさん、 グロか情念かは議論が荒廃しそうなので言いません。1エピソードついで1キャラ クター、最後に1つの言葉に閉じ込めないで、作品を文脈の途上にあるものとして 観てみることも必要なのではないでしょうか。だって前者のようにすることで事件 が起きたわけですものね。ドラスティックに流動していた時代の作品です。私はシ リーズのフーリエ解析とでも呼びたい作業を試してみたい気持ちです。 >怪獣ミニ・カード お手持ちのものは、おそらくサン企画の当該書のものではないでしょうか。文面も 同一ですし、45年8月30日初版さえスペル星人のものだけ別名が削除というか不掲 載になっています。事件前夜といっていい時期に感覚の鋭い人が編集部にいたとい うことでしょうか。ともかく際立った例ですね。なお黄表紙(被爆星人の逆襲)の説 明が違うのはよくわかりません。フォノシートのものなのかも。
to.イシュメールさん,シュペル星人さん >地球防衛軍の核実験で… ズバリ,秋田書店の「怪獣ウルトラ図鑑」ではそういう設定なのですね。 “地球防衛軍は,凶悪な宇宙人侵略に対抗するひみつ兵器スベリウム爆弾を完成し,宇宙で実験 した。この放射能が,たまたま近くにあったスペル星にふりそそいだ。怒ったスペル星人が, 地球になぐりこみをかけてきたのだ。”(同書より抜粋) あと,何の付録かわかんなくなってしまったのですが,「怪獣ミニ・カード」(サン企画の「決定 版ウルトラ大怪獣」と画稿は同じだが裏面が違う,別名が消されているので後の再版かも)では “人間がスベリウム爆弾を宇宙で実験した時,放射能がスペル星にふりそそぎ,おこったスペル星 人が地球めがけてやってきた”(同カード抜粋) と書かれています。 撮影された時点ではどういう意図で書かれたのかわかりませんが(映像作品だけ見たら子供むけに 押さえたグロ小説的なイメージがありますが)当時の怪獣図鑑が,裏設定を補完してセブンの鑑賞 ガイドとしての役割を果たすものになっていたとしたら,自然と子供たちは12話を“地球人が (地球の平和だけ考えて)宇宙で核実験をして,怒ったスペル星人が責任をとらせにやってきた話” と受け止めるでしょうね。ギエロン星獣にしろキングジョーにしろアンノンにしろザンパ星人にしろ, 何だかセブンでは地球人が宇宙で勝手なことをしてしっぺ返しに遭う話が多いような気がしますね。 >辟易 次から次へと「教えてー」「教えてー」と書き込まれてたら,読んでるほうはそりゃ辟易します よー。(^^;)このBBSは,ある程度予備知識を持っている人が,まじめによく考えてみよう、 という場だと認識していますが,もし有無をいわさず「逆差別だ!見せろ!」とか「被爆者の ことを考えたことがあるのか!?欠番で当然だろ!」という感情的な書き込みで溢れかえったり, 「12話売ります」とか「写真をUPしてください」とかいう書き込みが平然と載るようでしたら, 私もウンザリしていたことと思いますが…。(^^;)
イシュメールさんのご意見に、目から鱗が落ちました。 今まで数多く見られてきた「地球防衛軍の核実験により被爆した宇宙人」 という設定は、やはりあったんですね。おっと、想像でしたっけ。 言われてみれば、そう考えた方が、スペル星人が開発・実験したはずの スペリウム爆弾をなぜ地球防衛軍が持っていたのか(38話で)、という問いにも答えが 出る。 「超兵器R1号」は、「遊星より愛を」の焼き直し、R1号こそ スペリウム爆弾だったんですね。 それにしても強烈なスタッフだった、と想像できます。 12話は必要か?という問いについての私の答えですが、批判に ならなくて申し訳ないのですが、イエスです、私も。 「観たい。」という単なる好奇心や「エゴ」ならば海賊版ビデオ でも購入して観ればその欲求は満たされるでしょう。 しかしそんな次元の問題ではなく、やはり放送文化とでもいうのでしょうか、 一つの記録・記憶としてウルトラセブン第12話・昭和42年12月17日 放映は「遊星より愛をこめて」なのです。 >そこまでして観たいか?観るほどの名作か? 観たいですね。ウルトラセブンは全49話で一つの完成品だと思っています。 現在のセブンは1話欠けた「不完全なもの」で、それを「完全版」として世間に 認知させようとしている。 いずれみんな忘れるだろう、という計算なのでしょう。 他の掲示板では「辟易している」「軽はずみな発言」「エゴ」「単なる好奇心」 「死人の墓を暴く奴」などと12話に関する発言は極端に抑圧されていますが、 忘れないためにもここを大事にしていきたいです。
>そこまでして観たいか?観るほどの名作か? 私は皆さんの感性を疑っていません。なにより円谷英二社長が面白くないと評した のでしたね。少なくとも何か、不徹底な切れの悪いまとまりのない印象をあたえる ことは確かです。 ではなぜシリーズ最初の当番となる佐々木=実相寺コンビが(一見)力作でさえない ような作品を作ったのか、疑問になりませんか。「まじめに考え過ぎた部分」(佐々 木氏/ウルトラマン大全集)はどこにいったのでしょう。 私はこのエピソード、少部印刷であれ、生原稿であれ、表にでない準備稿がある と考えています。つまり「怪獣ウルトラ図鑑」なんかに流れているストーリー設定 そのままに、地球防衛軍のひいてはウルトラの世界に真っ向から挑みかかるよう な、それこそタフなファンから傑作と呼ばれそうなね。 それの残骸が、キリヤマ「地球の平和が第一だ」ダン「まったくですね」、ではない でしょうか。 スペリウム爆弾は地球防衛軍の新兵器だと後ほど念を押してさえいます(38話)。 この挑戦に金城さんはさすがに難色を示したと思います。「佐々木さん、これは まずいよ」とでもいったでしょうか。 そこで佐々木=実相寺コンビは戦術を変えた。すなわち、何度も言うようですが、 歪んだ鏡の前に金城さんを立たせてオマージュともパロディとも決しかねる像を 際立たせた。白血球の結晶/赤い結晶体が駄洒落でなくてなんでしょうか。 だれが気づかなくとも、金城さん自身はこの毒をあおったのです(42話)。 なおこの準備稿、佐々木氏と深い関係のあった橋本洋二氏が、金城さんから脚本の 取りまとめ役を奪った後半のとっ始めに(26話)、若槻氏を強力に指導する中でよみ がえらせた、と空想しています。 シリーズから単離された12話が名作かどうかは、かなり際どい設問です。 私にとって本来立てるべき問いはこうです。「12話はシリーズに不可欠だろうか?」 説話論的脈絡を重んじれば、私の答えは常にイエスです。皆さんの批判を待ちます。
ものすごく変な例えかも知れませんが、自分の愛する人がコソコソ 隠し事をして、見え透いたウソをつき続けてるって感じなんですよ‥‥‥ それを問い詰める行為を「エゴだ!」と言われるとそこで終わってしまうんですが。 私は他の方とはちょっと12話に対するスタンスが違うかも‥‥管理人さんの 言葉を借りれば、解禁云々よりも批判派の方ですし。 私自身の事を言えば、つい最近まで12話には特に関心がありませんでした。 「まぁ円谷プロが欠番と決めたならしょうがないか」という程度でした。 紛失してしまった「怪獣学入門」(初版)を買い直そうと、古本屋で 例のページを見るまでは。 足が震えましたよ、本当に。 いちさんのおっしゃりたい事、分ります。そりゃ、当事者としては思い出したく ない事でしょうね。しかしだからと言って改ざんや言論封殺までいってしまうのは やはりやり過ぎのような気がします。(宝島の本に限って言えば、「このページを削除 しなければ写真使用を認めない」と言った訳ですから、これは恫喝に近いのでは?) いちさんの投稿を読むと、すごく心優しい方、というのが良く分ります。しかし会社が その作品を発表し、そして現在もその作品で利益を得ている以上、やはりマイナス面も含めて 責任を引き受ける義務があります。30年前、12話を欠番にする事で最大限の責任を 取ったのでしょうが、現在の行為はその時のツケを回避しているだけのような気がします。 当時はそれで一件落着だったでしょうが、幸か不幸か、30年経っても魅力が色褪せない作品を 作ってしまった‥‥そこから生じるツケはやはり払い続けるべきだと思うのですよ。 「これこれこういう事情で欠番です。ごめんネ」と、オフィシャルに一言添えればそれで 大多数の人は納得するはずですし、糾弾側に対しても、最も誠意のあるやり方でしょう。 そんな簡単な事がなぜできないのか‥‥‥「12話に関して、知らん顔をするのが正しい円谷 ファンです」と言うのは、松任谷由美の「工業高校の子には私の歌は聴いてもらいたくない」 発言と同レベルのような気が‥‥ どこだかの掲示板にあった「ファンのエゴ」と言うキツ〜い一言を食らうと、ひとたまりも ありませんが‥‥子供の頃、あれだけ夢中にさせてくれて、夢のような一時を過ごさせてくれた 数々の特撮作品はもはや私の血肉の一部です。あんなに楽しいものを見せてくれてありがとう、と 感謝の思いで一杯です。それだけに、その制作プロがこんなブザマな事をし続けていることに 私はもう耐えられないんですよ。
長くなったので二部構成でお送りします。 ヤマダ氏の事は、やっぱり改竄なんじゃないかなぁ。 しかし、責められるべきはヤマダ氏ではなく円谷プロでしょう。 何で、中途半端に出すのかなぁ?ああいう事するから、疑問を持つ人が 増えるんだよ。きっと。出さないという選択肢の方が良かったと思う けどな〜。それとも知ってる人間を笑わせる(or怒らせる)ために わざとしたのだろーか? #Φ(o_*)☆\バキっ……これじゃ、円谷プロ批判派みたいだろ! そんな事はないんだけどなー。 ヤマダ氏も「それなら載せない」と突っぱねても良かったかも。 ……やっぱり、世の中妥協が大事なのかな? >猫山れーめさん ここで良かったんです。ただ、発言が消えた瞬間に過去ログに 現れるわけではないので……手作業なんで、タイムラグが かなりあります(^^; ある程度貯まらないと上げられないんですよ〜。 >作者以外の人が上から描き直して きっと、版権が円谷にあるからでしょう………(^^; いい事とは思えませんけどね。それとも、スタジオZって所が ネック?(もう無いとか……) そして、12話復活案、良く思いつきますね〜。 感服いたします。<(__)> ただ、結局そうなると「オリジナルが見たい〜(@_@)」って人が 増えるだけかも。 やはり、オリジナルを出していただきたいですね。外伝とかじゃなく。 ちゃんと説明入れれば、問題なさそうなんですが。見れば、差別して いるのではなく、むしろ警告みたいな感じに受け取れると思うんです けれどね。敏感な問題だというのは分かりますが。 >「そこまでして観たいか?観るほどの名作か?」という説もありますが, 確かに…… >要はファンのノドに刺さった小骨を抜いてほしいってこと そうなんですよね、結局の所は。
最初に >イシュメールさん どうも有難う御座いました。m(__)m 早速、見てきました……。 で、本題に。 >いちさん 取り敢えず、佐々木、実相寺の両氏に話が行かなかったのはある意味 当然、ある意味問題だった、と。 基本的にクレームは上に行くもので、上の判断次第で当事者に行ったり 行かなかったりします。「ウルトラセブン」が”円谷作品”である以上、 会社が処理する問題と上が考えたのでしょう。実際、両氏ともかなり 後になって、人伝に事件の事を聞いたそうですから。 ただ、実際に脚本を書き、撮ったお二人に話すべきだったんじゃないか なぁと思います。正に当事者だったんですから。 その意味で、糾弾側も両氏に対しても抗議すべきだったと思います。 #……というか、両方とも普通すると思うんだよなぁ。現場の責任っ て、軽いものなのか?「下っ端に言ってもしょーがない」って。 >『円谷プロ(当時)内部にも、ある種の被害者が存在した』 これは的外れのような気が。 会社にクレームが来れば、それに対処する人がいるはずで、仕事 だから仕方ないのでは? 確かにいい気持ちではないでしょうし、引っかかるものがあるで しょうけれど…。 更に円谷プロには直接抗議には行ってなかった筈……書面だけ だったと認識してますが。小学館には直接行ってますけど……… 何の資料を読んだのでしょうか? #見落としてるだけだったら、笑い者だな……(^^; >寝た子は、おこさなくてもきっと起きるハズなんです 寝た子は起こさなきゃ起きません。起きるかもしれませんが、 一体何時になるのでしょう?10年後、20年後? 少なくとも、DVDで12話の説明がない事といい、漫画の表紙の 件といい、急に何かあるとは思えないのです……。 #こんな事書いてて、「実は地下で進行していた」とかだったら、 最高の笑い者(^^A でも、そうなったら嬉しいなぁ。 >そしてそれはいまも『終わってない』んです。 これもどうでしょう?終わってると思いますよ。そして「12話欠番」 を金科玉条としてるのでは。あたかも憲法9条のように…。 #なーんて書くと、右翼っぽい?。 それに円谷プロもファンに道義を果たしていない、と。 何度も書いているので繰り返しませんが。 ま、少なくとも端から見ている人間が横からごちゃごちゃ言ってる だけです……。 ただ、当事者がどう思っていようが見えなければ、「何もしていない、 何も思っていない」のと同義です。 所詮「他人を理解できない」(by加持リョウジ)のですから。 うーん、厳しい事書きましたかね〜。でも、一つ勘違いしないで欲しいのは、 これは「都築個人の考え」です。何かあれば、名指しで書きこんでくださいね。