再放送版
元の音楽に戻ったもの。タイトルロゴもオリジナルのものが使用されている。何度か再放送されており、放送枠によっては冒頭の惑星
爆発シーンがなかったり、更に少しカットされているとの事だ。今回検証に使用したものは「木曜洋画劇場」で放送されたものである
が、惑星爆発シーンはカットされていた。解説は河野基比古。

(まだアルジェントが監督と思われていた時期で、アルジェントの説明をしている。またゴブリンにも触れているが、ロメロについてはスルー
されている)
CMの入りはサスペリア版と全く同じで、「ゾンビ」のロゴがオリジナルに変更されているのみ。


(CM入り)


(CM明け)
下がサスペリア版と再放送版のタイムテーブルを比べたものである。
| サスペリア版 | 再放送版 |
惑星爆発 | 00:06(00:06) | ― |
Aパート | 22:01(22:07) | 22:01(22:01) |
Bパート | 21:09(43:16) | 20:46(42:47) |
Cパート | 10:30(53:46) | 10:30(53:17) |
Dパート | 10:49(64:35) | 10:50(64:07) |
Eパート | 10:40(75:15) | 10:37(74:44) |
Fパート | 17:18(92:33) | 17:18(92:02) |
若干時間の揺れがあるものの、Bパートが23秒程度短くなっている。これはロジャーとピーターが最初に店内へ入ることに成功した所のカットによるもの。
Eパートの3秒はフランのヘリ練習シーンで遠くからヘリが近づいてくる所が短くなっている。実際は揺れを考慮して2秒弱くらいか。

日本語クレジットはサスペリア版ではキャストが一人々々のテロップであったが、二人同時に変更。監督テロップは共同監督クレジットと相変わらずであるが、
サスペリア版でタイトルが入るところにタイミングが変えられた。

(キャストのクレジット表記が変更されている。その他、途中の二ヶ国語放送の表記が無くなった)
また、ラストシーンのセリフが「サスペリア版超訳」から、本来に訳へと戻った。
ピーター:燃料はどのくらいある?
フラン :あまり無いわ
ピーター:大丈夫だ
こちらは関西で放送されたもの。話では深夜枠であったという。
木曜洋画劇場版との違いは
・本編中に「ゾンビ」のタイトル、スタッフ・キャストクレジット、「プエルトリコ人のアパート」テロップがない
・CM入りの時に出る「ゾンビ」がサスペリア版と同じ
・CM開けのテロップが「8関テレ」と「2ヶ国語」表記
である。時間に関しては再放送版と同じくモールの店内へ入る事に成功した所はカットされているが、ヘリの部分はカットされていない。

(左からタイトル、ローレルクレジット、終わり。タイトルの文字が妙な味わいである)


(CM開け。5回目のCM開けだけテロップ無し)


(監督・キャストクレジット。監督表記はこれまでと同様にダリオ・アルジェントが上。BGMはゾンビ:メインテーマ)
追記:新世紀完全版 DVD-BOXでは、残酷シーンがカットされていない「木曜洋画劇場」再放送版に近い<擬似>TV編集バージョンを見ることができる。方法は、メニュー画面で「Play Movie」ボタンが反転した状態で左方向キーを押し、メニューボタンの一番右にある「手のひら」が反転した状態で<決定ボタン>を押すと、隠し特典の再生が始まる。
*検証に使用した素材は番組の前後やCM、日本語作成スタッフクレジットなどがカットされている為、細部のデータが不足している。今後も引き続き
情報収集に当たりたい。
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